2014年4月14日月曜日

【速報】Intego 新バージョン X8(Mac 専用に開発されたセキュリティツール)



Intego の Mac 専用セキュリティシリーズが一新され、X8 シリーズとなったので、さっそくインストールしてみた。

やはり、Mac 専用に開発されているだけあって、まず、ユーザーインターフェイスが心地よい。通常、セキュリティツールというものは、見ていても何もおもしろいことなど無い。そうした観点からすると、intego の製品は稀有な存在だ。

下の画面ショットのように、データのトランスファーの様子を常に表示しておくことができるが、Mac ライクなデザインのおかげで、うっとうしい感じがまったくしない。




従来通り、Finder メニューに組み込まれ、それぞれのツールに即アクセスできる。




このシリーズは、個人向けに、

  • Mac Internet Security X8
  • Mac Premium Bundle X8
  • Family Protector
  • Family Protector Secure X8
  • Mac Washing Machine
  • Mac Washing Machine Secure X8


そして企業向けに、

  • Virus Barrier X8(ウイルスバリア)
  • Net Barrier X8(ネットバリア)
  • Virus Barrier iOS

などがラインアップされている。

昨今の Mac の企業や学校への進出は目覚ましいものがあり、そのニーズに応えた構成になっている。


今回は、ネットバリアの要点を紹介しておきます。

基本的に、利用場所を、自宅、職場、公衆無線LAN の3パターンに分け、それぞれに最適な設定がプリセットされています。


そして、使用場所が変わった時には、半透明のメッセージが画面右上に表示され、設定もその場所に合わせて自動的に変更されます。また、初めてのアクセスポイントに接続した場合にも、それを知らせる半透明のメッセージが、画面右上に表示されます。

セキュリティツールも一昔前のように、専門知識のある人にしか使いこなせない時代ではなく、だれもが当たり前のものとして使えるツールの時代だと思います。そして、それが今日の Intego が目指している方向性です。

Net 接続の危険性は増すばかりです。Mac だから大丈夫ということはあり得ません。自動的に増殖して手当たり次第に不正アクセスを試みるマルウェアは後を絶ちません。こうしている今も私の Mac にはさまざまなアクセスが試みられていることでしょう。泥棒が様子を伺っているようなもので、あまりいい気持ちはしませんよね。ですから、こうしたネットセキュリティツールを入れておくことを強くおすすめします。

「当たり前のものとしてだれでも使いこなせるネットセキュリティ」それが Net Barrier X8 です。あなたの Mac にもぜひ。

- MikiyaKato

補足:
インストール時に、下記の画面が表示され、従来のコンポーネントをまずアンインストールするべきなのか、迷うかもしれませんが、その必要はなく、インストールを選択してください。







2014年3月3日月曜日

【Parallels 検証】iPad にこんなアイコンが!- Parallels Access



iPad で FileMaker Pro Advanced が!
iPad で Adobe PhotoShop CC が!
iPad で Windows の Excel が!

【Step-1】Mac に
Parallels Desktop 9 または
Parallels Desktop for Mac Enterprise をインストール

【Step-2】Parallels の環境設定で
Parallels Access をインストール

【Step-3】iPad に
Parallels Access をインストール

これだけで、リモートアクセスして、Mac OS の母艦に入っているソフトウェアを iPad から使えるのです。

さらに
【Step-4】Windows OS をインストールすれば、
Windows のソフトウェアも iPad で使えるんです。

なんて素晴らしい! iPad Air を買わネバ!


で、ちょっとだけ、手順を具体的に、解説しておきます:

【1】スタートアップ


まず、
Parallels の環境設定にて "Parallels Access agent for Mac" をインストール。



次に、
iPad の App Store から Parallels Access を検索/ダウンロード
そしてタップ(起動)します。


すると、画面が横置きになり、接続可能状態の Mac が表示されます。
ここでは右側にある MacBook Pro をタップして選択します。


接続中...(5 - 10 秒くらい?)


接続されてユーザを選択する画面になります。


ユーザーを選択してパスワードを入力します。


ログインが完了すると、いきなり、この画面です!
何を根拠に選んで来ているのかはわかりませんが、
だいたいよく使いそうなソフトウェアのアイコンが並んでいます。
この画面右下に小さな赤い四角形のアイコンがあります。(拡大すると見えます)
そのアイコンをクリックすると...


なんと、接続した MacBook Pro で起動中のソフトウェアの
サムネイル画面が表示されます。
せっかくなので、Windows 8.1 の画面を選択してみます。


Access の画面右側に表示されるツールバーのチュートリアル。
初回は、見ておいたほうがいいかもデス。


ガーン!これが iPad の画面!?
母艦の MacBook 側がフルスクリーン設定だったのでこちらもフルスクリーン。
これじゃあ、Win 8.1 のタブレットの立場はどうなる??
その存在意義を問うほどに、美しく、自然、かつ、なめらかで。。



【2】iPad のデスクトップに MacBook のソフトのアイコンを配置してみる


ログイン直後の画面の右上に「追加」という
リンクがありますので、それをクリックします。
すると、接続したマシンに入っているソフトウェアの一覧が表示され、
iPad 画面に表示したいものを選んでいってください。


うひゃー、Adobe のフルアプリ、FileMakerPro、
Windows の Excel、PowerPoint、Word...
信じられない画面ですね。


【3】使ってみる

MacBook 側で起動済みのソフトをどんどん使ってみます


PhotoShop CC フルバージョン


FileMakerPro Advanced


Mac OS の Safari(ご愛嬌)


Windows 8.1 デスクトップ


Windows 8.1 Office Excel


という感じで、ほとんどストレスなく使えます。


【4】Mac のデスクトップ再現


MacBook のシステム環境設定を起動して
「Dock を自動的に隠す/表示」のチェックを外す。


このように、MacBook のデスクトップそのもの。
どのアプリが起動しているかもわかる。


【5】Windows 8.1 の表示モード

これはちょっとおもしろい...


MacBook 側がフルスクリーンモードにしてあるので iPad でもこうなる。
さて、ここからどうやってスタート画面にもどるか?

方法を2つ見つけました。
1つは


ウインドウ下部の細いバーをダブルタップすると
上のショットのようなメニューが現れる。
ここで、「デスクトップで表示する」を選択。


すると、このようになり、左下にスタートメニューが見える。
これをクリックすればスタート画面に戻れる。


もう1つの方法は

そもそも画面左上にあるこのマーク(というかアイコン)
これをダブルクリックする。


すると、フルスクリーンモードから抜けて Parallels のメニューが使える。
ここで「表示」を Modality を選択すればウインドウモードに戻れる。
あとは同じ。



【6】コヒーレンスモードからの脱出

これもちょっとおもしろい。iPad から Windows を操作していて「コヒーレンスモード」に入ってしまった場合、どうやってもとに戻るか。最初はわからなくて戸惑った。
この方法は:


ランチャーでもろに Parallels Desktop を選択する。
すると、仮想マシンウインドウと Finder メニューが現れる。


Finder メニューの中に Parallels アイコンがあり、
そのメニュー項目の上から2つめが「コヒーレンスの終了」になっている。


【7】WiFi Off でも可能


WiFi を OFF にしてみた。


このように、動作にはまったく問題ない。
つまり、WiFi のない場所でも、各キャリヤの
データ通信でも実行できるということです。



ただ、時々、このように「インターネット接続が不安定」
となることがあるがごくまれだと感じた。
まあ、それは場所によりますね。
(このテストのために新宿を徘徊しました..)


以上、駆け足気味で実体験をもとにレポートしましたが、この先進性はご理解頂けたと思います。

そもそも Parallels Access(パラレルス アクセス)とは何なのか?

これはリモートアクセスの一種で、iPad を使って Mac を遠隔操作するものです。よくあるリモートアクセスでは、画面イメージだけを転送するため、相互の画面の解像度の違いなどによって、どうにもしっくりきませんが、Parallels Access はちがいます。
Parallels Access 自体が画面解像度の Justification やまたは iOS のユーザーインターフェイスをフル活用しているため、まさにヘビーなジョブとそれを操作するUIとを実にうまく分担させているのです。

- MikiyaKato


価格情報:
Parallels Access は年間使用料方式で 4,300 円/年です。
約30日ほどの Free お試し期間がありますので、ぜひやってみてください。
世界観が変わること間違いありません。


act2 による公式ページはこちら

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2014年2月12日水曜日

【Parallels 検証】 Netboot 時に Boot Camp を呼び出すには...




この件は、あるお客様からのお問合せ内容の一部を検証した時のものです。

そのお客様のご質問は;

Netboot と同時に、Bootcamp 領域にある Windows OS を呼び出せるか?

というご質問。すべてのクライアントマシンには Bootcamp パーティションを切って、Windows 7 がインストール済み(を想定)。このお客様自身、システム管理に携わっていらっしゃるようで、とてもお詳しく、ご自身ですでに相当いろいろやってみたが、どうも解決策が見つからない... とのこと。

いい加減な返事はできないので、少々お時間を頂いて、検証しながら解決策をさぐった。

まず、用意すべき Netboot 用のシステムイメージは、Mac OS 10.9 + Parallels Desktop 9 + Bootcamp から「読み込んだ」Window 7。(インポートした Windows 7 ではないところが論点
で、全く同じ構成のクライアントマシンを複数用意。

なぜ、「インポートした」Window 7 ではダメなのか?「インポートした」Window 7 であれば全く問題なく Netboot できる。その理由は、数百台のクライアントになった場合、インポートした VM(仮想マシン)ファイルの転送負荷を懸念している、とのこと。確かに一理ある。

使用した Mac OS X サーバも 10.9。






さて、実行してみると、たしかに、そのシステムイメージのもととなったクライアントマシンだけは問題なく起動し Bootcamp 領域の Windows を呼びこむが、それ以外のクライアントでは(全く同じマシン構成であるにもかかわらず)以下ののようなエラーが出る。






この場合、この Bootup process window を閉じて、通常の GUI から Bootcamp からの呼び込みを指定してやればもちろん起動できる。

この現象がなぜ起きるかを(開発陣にも確認したところ)そのシステムイメージのもととなっているクライアントマシンで Bootcamp を呼び込んだ際に、そのマシン固有の HD 情報を保持しており、ゆえに異なったマシンではそれが見つからずそこでプロセスが止まってしまう。というのが原因。(お客様の予想通り)




さて、問題は、これを回避する方法はあるのかどうか?
Parallels Command Line Tool でなんらかの Script を作成して対処できるかもしれないが、開発と検証にどれくらいかかるのかやってみないとわからない...

さてさてどうしたものか... と行き詰まっていたところにお客様から、「その方法ではなく、はじめから仮想マシンを作成しておく方向でまとまりました」というご連絡を頂き、やれやれ一安心。





Bootcamp パーティションを作成してそこに Windows を入れたい理由はわからないでもない。まず、Bootcamp 自体は無償である。つぎに、3D ゲームなどをガリガリやるのであればそのほうがパフォーマンスは良いことが多い。

しかし、そもそも Bootcamp と仮想マシンはまったく別物で、仮想マシンにしたほうが、
1)データの共有
2)Mac / Windows の切替に再起動しなくてよい
3)HD の許す限りいくつでも仮想マシンを構築できる
4)スナップショットにより、万が一 Windows に問題が出た場合のリカバリーが楽
5)仮想マシンはポータブルである
6)Mac アプリと Windows アプリをあまり意識せず同時に使える
など、利点を上げたらきりがない。


昔、アップル社から「Bootcamp のことを悪く言わないでちょーだい」とやんわり叱られたたことがあるが、決して悪く言っているのではないのです。そもそも別物ですから。

ただ、Mac で Windows を使うなら Parallels で仮想マシン化したほうが後々便利だろうということです。



さらに、以前のトピック【Parallels Tips】BootCamp から呼び込んだ場合と Windows 仮想マシンの起動時間 で報告したように、Bootcamp から呼び込むより仮想マシンのほうが起動が速いというデータも取れています。

株式会社アクト・ツーは、一括ライセンスの法人向けの Parallels Desktop for Mac Enterprise のディストリビュータとして、日夜、業務に励んでいます。

また、act2 ストアでは1リセーラとして Parallels Desktop 9 の新規パッケージ、乗換パッケージを「act2 サポート付き」で販売しています。(意外と知られていない(涙)

仮想化の世界は奥が深く、また、今後のさまざまなモバイルデイバスとの共存など、おもしろくなるのはこれからですね。

私はこの世界にどっぷり浸かって働ける喜びを噛み締めている今日この頃です。

(MikiyaKato)


Parallels Desktop for Mac Enterprise の詳細はこちら

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2014年2月7日金曜日

【Tips】Mac のメンテナンス:ディレクトリのチェックと再構築



今回のトピックは初歩的なお話で、通な方には申し訳ないのですが、非常に重要なことですので、特にビギナーの方はご参考にして頂ければ幸いです。



■ そもそも、ハードディスクのボリュームとは?
論理的な一つの記憶媒体のことです。1つのハードディスクをそのまま丸ごと1つの「入れ物」として使えば、そのハードディスクがそのまま1つの「ボリューム」です。
「パーティションを切る」ということをよく耳にしますが、これは、「パーティション = partition = 間仕切り、区画」からもわかるように、ハードディスクに間仕切りをして、物理的には1つのハードディスクでも論理的には複数の「入れ物」に分けることです。「ボリューム」というのはその論理的なとらえ方のことです。ですから1つのハードディスクでも2つ、3つと複数のボリュームを持つことができます。 




■ ディレクトリとは?
英和辞書で調べると本来の意味は「名簿」とか「要覧」と出てきます。ですから、コンピュータにおいては、諸々のファイルの名簿。なのですが、Mac の場合の「フォルダ」に相当します。Unix 系も Windows も Mac も、ファイルは階層構造で管理されています。ですから「ファイル・ツリー」と言います。Mac の場合、1つの枝が「フォルダ」ということです。で、おおもとの根 (root) から始まって、どんどん枝分かれして、管理しているわけです。
さて... もし、このディレクトリ・ツリー(ファイル・ツリー)情報に狂いが生じたらどうなるでしょうか?最悪、何のファイルも参照できないことになります。「ハードディスクがトンだ」ということをよく耳にしますが、それはハードディスクが物理的に壊れた場合よりディレクトリ・ツリー(ファイル・ツリー)が壊れたことのほうが多いように思います。
要するに(Mac に限らずどんなコンピュータでも)ハードディスクを使っている限り、この問題からは逃れられず、トラブルを未然に防ぐには、マメにチェック、メンテナンスするしかありません。
Mac OS X でも、私自身、何度も「ハードディスクがトンだ」ことがあります。そうなるとファイル・リカバリ・ツールでファイルの復旧を試みることになるのですが、ファイルの内容は復旧できても、例えば、ファイル名や作成日情報が不明になってしまうことが多いです。

ですから、私の場合は、週末の夜、就寝の前に「総合テスト」をかけて寝ることにしています。翌朝、すっきり。(ほとんどのテストはそれほど時間はかからないのですが、サーフェイススキャンが数時間以上かかるため)





Mac を仕事で使っていると(それは Windows マシンでも同じですが)、マシンの調子が悪くなるのは致命的ですよね...

ハードディスクはもちろん、メモリ等のチェックもしてくれる「テックツール Pro7」

ご自宅のマシンはもちろん、会社のマシンにもぜひインストールし定期的にチェックするルールを作ることを強くおススメします。(企業や学校向けのボリュームライセンスもありますので)

(MikiyaKato)

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