2013年9月15日日曜日

Good Luck FUSION


あれは先月のお盆明けだったと思う。

「VMware 本社は VMware FUSION については」VMware 社の Web サイトのみでのダウンロード販売とし、サポートまで全ての活動をそこで完結させる決定を下した。例外は認めず、従って、act2 社は 2013 年 8 月 31 日を持って、VMware FUSION に関するマーケティング、セールス、サポート等の全ての業務を終了すること」と記されたレターを当社の米国担当から受け取った。

しかし、その書状の発行日は 7 月初旬になっていた。なぜその時すぐにそのレターを日本側に転送しなかったのか、当社の米国担当に確認すると、「いや、まだ諸々交渉中だから少し待ってくれ」とのこと。

VMware Japan さんに尋ねたところ、「我々も寝耳に水で困惑している。すぐにサポート体制を作れるわけもなく、点灯販売用パッケージは残る可能性もある... 本社と調整しているので少し時間をもらいたい」とのこと。

8 月 31 日。

いずれからも何の進展もなかったが、私はそう驚かなかった。
私はそのレターを見た時、既にこれは VMware 社のトップ施策であり、交渉の余地などないと、半ば確信していた。


私は、とりあえず、そのレターに記されていた通り、8 月 31 日をもって、マーケティング、セールスは終了させた。

本来ならば、サポートも終了して VMware 社のサイトに移管しなければならない(そのように記されている)。しかし、急に知らされた VMware Japan さん側にその体制を作ることも無理なのは理解できる。

同社からはサポートのご依頼を受けたが、その契約書は分厚い英語のもので私には読み切れない(読んでいる時間が惜しい...)。従って、もう、そういうことは後で整理すれば良いから、とりあえず、act2 のサポートチームは従来通り、FUSION のサポートを続けるよう指示を出した。サポートチームは複雑な心境に立たされている。マーケティング、セールスチームも同様だ。

しかし、少なくとも VMware Japan サイドでは体制が整うまでの間は act2 がサポートをしっかりと継続しなければならない。それが唯一、お客様を守れる方法だと思うから。

今回のことでユーザさんにご迷惑をおかけしたのでは、FUSION を選択してくださった皆様にあまりにも申し訳が立たない。


いつか、VMware Japan さん側でサポートの体制が整った時、私たちの FUSION のサポートは終わる。私は、この諸々の急な展開に困惑しながらも、少しづつ心の整理をしてきた。

競合他社から 1 年遅れの発信。シェア 0(ゼロ)のところから、ここまで多くのユーザさんを得たのだ。

FUSION のサポートは困難を極めた。
Mac OS、FUSION、Windows などのゲスト OS、そして Mac コンピュータ自体、それらのどこが原因で、問題が起きるのか、あまりにも多様性が強く、複雑で、マニュアル化が不可能と言って良いほど多くの可能性が潜んでいる。

日々、知恵を絞り、自腹でお客様と同じ機材を購入してテストしたこともあった。夜も昼も出来る限りの検証とサポートをしてきたと思っている。

マーケティングディレクタは、睡眠時間を削りに削って、使い方を解説したムービーをこれでもかという程に量産してきた。

こうした活動に突然終止符が打たれた。

しかし、今は、気持ちはさわやかだ。

アクト・ツーのスタッフたちがベストを尽くしてきたのだから、悔いはない。これほど悔いのない製品も珍しい。それだけそれぞれが自己の持つ力を出し切ってきたのだ。

「VMware の歴史はコンピュータ仮想化の歴史...」というキャッチコピーが懐かしい。たぶん、この先もコンピュータの仮想化のリーダーとして君臨し、業界を牽引していくことと思う。そのほんの一旦を担えただけでも光栄だ。

この先も デスクトップの仮想化はどんどん進化し、新たなテクノロジーが投入されていく。

私のFUSION とのビジネス上の接点はもうじき終わる。「ベストを尽くしてきた」とはいえ、ご不満やお叱りを頂戴したユーザさんも多くいらっしゃいました。今、ここにあらためて、そのお詫びと、なによりも御礼を申し上げたく思います。

みなさま、本当にありがとうございました!

製品企画、マーケティング、ブランディング、サポート、全員を代表して、深く御礼申し上げます。

( MikiyaKato )



まだしばらくは act2 でサポートしていますので、安心してご使用くださいませ
(2013 年 8 月 1 日以降ご購入頂いたユーザ様には FUSION 6 へ無償アップグレード特典が付いていますのでぜひご利用ください)


2013年7月8日月曜日

【速報】テックツールプロ7 詳細レポート #001



Macintosh と共に歩んで来た『テックツールプロ』。
その最新版『 テックツールプロ 7 』をテストしてみた。今回は、細かい説明を省き、何が出来るのか、どんな U.I なのかを紹介したく。




これが、『テックツールプロ 7』起動時の画面。



画面左上に『テスト』『ツール』『レポート』の切り替えボタンがある。『テスト』のサブメニュー『コンピュータテスト』を実行すれば、一通りのテストを順次自動実行してくれる。



私の場合は、その前にまず、私自身のメイン HD が相当キツく使い込んであるので、それ自体の総合テストより先に、『ツール』画面から『eDrive』を作成した。



とりあえずこれで、クラッシュしても eDrive から起動してなんとか出来る、次に、このメイン HD 自体の『クローン』を作成した。


クローン作成の時間は相当かかった。もちろん、その HD の内容に依存する。私の場合、正確には計測していないが数時間かかった。しかし、とりあえず正常に稼働する予備ができたので一安心。


余談:なぜこういう流れになったかというと、私の今のメインマシンは昨年末に HD 不良によってリコールのかかったマシンで、そのアナウンスがあるずっと前にすでに HD 自体がトンでしまい、修理に出す時間もなく、てっとり早く FireWire 起動の外付け HD をメインドライブとして使ってきていたことによる。今回、同時期のマシンだが幸い HD が正常に動いている同じ型式の別マシンに乗り換える、というミッションもあり...(しかし、これもやはりいつか内蔵 HD がトンでしまうんだろうか...)


さて、『テスト』画面と項目である。冒頭に述べたように全自動で行えるが、一つ一つの項目を実行してみた。まず、メモリテスト。


次に、『サーフェイススキャン』。


これは、その HD の内容によって所用時間が大きく異る。


次に、『SMART チェック』。


次に、『ボリューム構造』テスト。


そして、『ビデオメモリ』テスト。


最後に、『ファイル構造』テスト。



さて、もう一つのメインメニュー『ツール』について、主要なものを見てみたい。ツール項目が左側に並んでいる。『eDrive』については既に述べたので、『ボリューム再構築』から。


次に、『ファイル最適化』。


次に、『ボリューム最適化


次に、『ボリュームクローン』ですが、これは冒頭に紹介しました。その次の『データリカバリー』『ワイプデータ』『ボリュームジャーナリング』は今回は割愛します。で、『ディスクアクセス権』について。


ローカルネットワーク』『ビデオ』『オーディオ』についても次回に。

あと少し...起動ディスクからは実行できない機能を記述しておきます。

1 ) テストの『ボリューム構造』
2 ) ツールの『ボリューム再構築』
3 ) ツールの『ボリューム最適化』

この 3 つについては、eDrive から起動して実行します。

それから、環境設定について記しておきます。『テックツールプロ 7』メニューの中には「環境設定」メニューはありません。OS X の『システム環境設定』に含まれます。




今回の紹介は以上です。

最後に、リコールがかかりトンでしまった HD に対して『SMART チェック』をかけた結果の画面を載せておきます。ご参考までに。



( MikiyaKato )

補足  :
Mac を仕事でお使いの方には本当にオススメします。これだけ多くのチェック項目及びメンテナンス項目があるわけですから、常に最適・快適、かつ安心して使える状態を維持するために。このシリーズも長くなりそうです。最後までお付き合いいただければ幸いです!

テックツールプロ 7  詳細・動画・ご購入はこちら



2013年6月29日土曜日

速報&Tips:Windows 8.1 プレビュー版を FUSION 5 で実行




まずは、下記の画面ショットをクリックして拡大してみてくださいませ!



マイクロソフト社から Windows 8.1 のプレビュー版が公開されたので、早速 VMware FUSION 5 にインストールしてみた。

方法は 2 つある。

2013年6月28日金曜日

実践 VMware FUSION 5:Mountain Lion 仮想マシンをつくる




現在の Apple 社のポリシーでは Mac OS X Lion 以降、同じハードウェア上であれば、内蔵 HD や外付け HD はもちろん、仮想環境上にもインストールが許可されている。

2013年6月25日火曜日

省スペース充電ステーション



iPad 2 がリリースされた頃から、夜などにまとめて充電できる「パッド充電ステーション」が欲しいなあ、と思っていた。