2015年10月22日木曜日

TechTool Pro 8 の「実は一番お得」な話し、その1

前回の更新から1ヶ月以上経ってしまいました。東京もだんだんと寒くなってきて、夜などはコート姿の人も見受けられるようになってきました。もう少ししたら、暖房を使う季節ですね。最近は冬の暖房もエアコンを使うという方も多くいらっしゃるようで、エアコンは冷房も暖房も活躍してくれる必需品になってきました。

エアコンはフィルターの掃除や室外機のメンテなどが必要ですよね。しっかりとメンテナンスをしてあげることで、能力が100%発揮され、省電力にもなります。いまの時期に掃除やフィルター交換などを済ませておけば、冬も暖かい部屋でのんびりできそうですよ。

メンテナンスと言えば、Mac 用メンテナンスソフトウェアの決定版が TechTool Pro 8 。2015年4月のリリース以来、多くのお客様にご好評をいただいます。Mac の健康診断を行い可能限り修復させるツールなので、 Mac の能力を 100% 発揮できるよう、常日頃からメンテナンスをこまめにしておきたいものですよね。



ついに本日、 TechTool Pro 8 が OS X 10.11 El Capitan 対応になりました。 El Capitan では rootless 化などシステムに様々なアップデートがあり、今までの TechTool Pro 8.0.2 では対応できなかった部分などもアップデートされています。詳しくは act2 のサポートポータルにアップデート情報が公開されていますので、そちらを参照してください。

そういえば、 El Capitan も 10.11.1 がリリースされましたし、 iOS 9 も 9.1 がリリースされてます。今日はリリース祭りの様相を呈してきた感じです。

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TechTool Pro 8 の新機能には、診断項目の追加などがあるのですが、今日は TechTool Protogo の機能についてご紹介をしましょう。

TechTool Protogo はもともと TechTool Pro とは別の製品として販売をしていました。TechTool Pro には「 eDrive 」という緊急起動時のシステムパーティションに TechTool Pro を入れておくことができる機能があり、なにかのトラブルのときに活躍をしています。

ただし、 eDrive 作成時に実行した Mac のみに対応しているため、家庭に2台の Mac があるなどの場合には、それぞれの Mac に eDrive を作成しておかなければなりませんでした( ご家庭でのご利用の場合、TechTool Pro は1ライセンスで3台までインストールすることができます)。しかも、 eDrive を作成していない Mac はなにかトラブルがあったときには、 TechTool Pro の強力な診断・修復機能を利用することができないため、歯がゆい思いをした方もいらっしゃるかと思います。

そこで活躍するのが、Pro を to-go (持ち出す)するための機能、すなわち Protogo です。 Protogo は、持ち歩き用の Protogo デバイスを作成し、そのデバイスを使って、故障しているかもしれない Mac の起動をしてディスクの様子を診断したり、修復することができます。

Protogo デバイスは、一般的には USB メモリや SD メモリといったフラッシュメモリか、外付けのUSB接続による HDD や SSD などに作成する必要があります。Mac のシステムが起動しない場合、このデバイスを Mac に差し込んで、緊急に起動をすることができるので、いざというときにはとても頼もしい存在と言えます。

Protogo デバイスには、 OS X を起動させるためのシステムファイルや、緊急時に必要なメンテナンスツールを入れておくことができます。必要なメンテナンスツールは自分でカスタマイズできるので、用意した Protogo デバイスの容量によって、ご自由に選んでいただくことも可能です。

デフォルト(初期設定)での内容を書いておきますと「最小プロファイル」の場合は、OS X のシステムファイルのほかに

  • TechTool Pro 8
  • ディスクユーティリティ
  • システム情報
  • ターミナル
  • コンソール

が Protogo デバイスにインストールされます。最小プロファイルでは Finder は利用できませんが、緊急時に必要なツールは全て揃っていますので、いざというときには十分に使うことができます。必要サイズも 2.82GB( MacPro / OS X Yosemite の場合)、 4GB の USB メモリが1つあれば十分に Protogo デバイスとして利用することができます。

「基本プロファイル」の場合、

  • TechTool Pro 8
  • プレビュー
  • アクティビティモニタ
  • コンソール
  • ディスクユーティリティ
  • システム情報
  • ターミナル

をインストールします。また、この場合は Finder も動作しますので、緊急時であっても必要なファイルのコピーを行うなどの作業も可能です。

それでは、16GB の USB フラッシュメモリ( USB 3.0)に Protogo デバイス(Mac OS X 基本プロファイル)を作成したいと思います。 USB フラッシュメモリはあらかじめ、初期化をする必要はありませんが、構築時にメディア全体を初期化しますので、なにか必要なものが入っている場合には、他のメディアにバックアップをとっておいてください。

TechTool Pro 8 を起動します。

「ツール> TechTool Protogo > TechTool Protogo を開く」で Protogo モードに移行します。

Protogo はもともと別なソフトウェアとして開発されているため、ここで TechTool Protogo のアプリケーションが開きます。


デバイスで 16GB の USB フラッシュメモリを選択、そしてプロファイルで Mac OS X 基本プロファイルを選択します。

確認後、右下の「TechTool Protogo デバイスを構築」ボタンを押すと、 Mac のパスワードが要求されますので、入力後 OK を押すとデバイスの構築が始まります。

構築にはしばらく時間がかかります。

基本プロファイルの場合、1〜3時間程度かかります(利用しているUSBメモリやMacのHDDの速度などに左右されます)

これで Protogo デバイスの完成です。ただ、 Protogo デバイスの作成には少し時間がかかりますので、今日のところはここまでにしておき、具体的な使い方については次回に持ち越したいと思います。

 *

ところで、「実は一番お得」というタイトル。これには理由があります。1つ前のバージョンである TechTool Pro 7 までは、 Protogo の機能は別売りでした。 TechTool Protogo という別の製品が 14,800 円で販売されていたのですが、なんと TechTool Pro 8 になって、その機能が内蔵されて価格もそのままでした。だから、 14,800 円は実際に値引きということになりますので、 TechTool Pro 7 をお使いの方には是非ともこの機会に TechTool Pro 8 へのアップグレードを行ってみることをお勧めいたします。

2016年2月5日から29日まで、定番ソフトウェア25%OFFキャンペーンを実施中です。

TechTool Pro 8 特設ページ
http://www.act2.com/ttp8

TechTool Pro 8 ダウンロード版
http://store.act2.com/techtool-pro-8-dl-n.html

TechTool Pro 8 アップグレード版(旧 TechTool をお持ちの方が対象となります)
http://store.act2.com/techtool-pro-8-dl-n.html

Mac を買ったばかりの時の速さに戻そう
http://www.act2.com/ttp8/sp1

3 件のコメント:

  1. 以前のTechTool Pro 8.0.2 および最新の8.0.3 においてもサーフェススキャン実行時に原因不明のクラッシュが発生しています、act2 のサポートにエラー情報を送付済みですが回答がありません、早急に対処を依頼します。

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    1. 気がつくのが遅れ、お返事が遅れてしまいました。大変申し訳御座いませんでした。

      TechTool Pro 8.0.3 においても、サーフェススキャンでクラッシュが発生するとのこと、現在サポートチームに確認を取っております。

      私の環境ではサーフェススキャンではクラッシュが発生しておりませんため、お客様のシステム構成やハードウェア構成なども絡んでいる問題である可能性もあります。

      ご迷惑をおかけいたしますが、ご返答までしばらくお待ちいただければ幸いです。

      削除
    2. act2 サポートチームです。
      ご連絡が遅くなり申し訳御座いません。

      TechTool Pro8.0.3 でクラッシュが発生するという事象についてお調べしましたが、弊社では確認できませんでした。

      引続きお調べしておりますので、お手数ですが下記のフォームよりご連絡頂けますでしょうか。
      その際には、以前お送り頂いたエラー情報を再度お知らせ頂けますと幸いです。
      どうぞ宜しくお願い申し上げます。

      https://act2inc.zendesk.com/hc/ja/requests/new

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