2015年8月10日月曜日

え?まだ Boot Camp を使ってるの?(後編: 仮想化環境ならこんなに便利)

» この記事はえ?まだ Boot Camp を使ってるの?(前編: Windows 使うなら Mac で決まり)の続きです

これを書いてる日は8月9日。何度「暑い」と繰り返したところで、涼しくなるわけではないですし、みなさんも「そんなの聞き飽きた」と思っているころでしょうが、実は8日は立秋だったので、そろそろこの暑さも峠を越してきたと思いたいですよね。

さて、2回に分けたブログの後半です。前回は Mac は大好きだけど、 Windows も使うことが多い人の場合、それでも Mac で Windows を使った方がいいよね、という話でした。

(前半を読んでいない方は、「え?まだ Boot Camp を使ってるの?(前編: Windows 使うなら Mac で決まり)」をお読み下さい。)


前回紹介した Boot Camp 。これは Apple 純正で無料で利用できるというのがメリットであることは説明をしました。世の中無料のものがなんでもいいというわけではなく、 Boot Camp には大きなデメリット、いやデメリットというよりも欠陥があると言っても過言ではないと思っています。

Mac で Windows を使いたいという場合は、具体的に OS X 上で作ったデータや絵を Windows のソフトで使いたい、また Windows で会社のメールを受信して、その添付ファイルを OS X で加工したい、という要望があると思います。そして、その切り替えのため、Boot Camp の場合には 、Mac を再起動しなければなりません。



もともと OS X は「システムの再起動はあまり行わない」ことが前提になっています。MacBook を持ち歩いていても電源をOFFにした状態で持ち歩いている方はごく少数でしょう。私の周りでは Mac をスリープ状態にして持ち歩いてる人が多いですし、もちろん私もそうやって持ち歩いています。スリープからの解除はとても早く快適に作業の続きが行えますが、 OS X と Windows の切り替えに再起動が必要だとすると…

例えば、1度の再起動をするのに1分かかるとして、これを1日に5回したとしてみましょう。それだけで1日5分間、そして1ヶ月の仕事日数が20日程度として100分間(=1時間40分)。1ヶ月で1時間40分も再起動をしている時間を作らなければなりません。

1時間40分が仕事中に無駄になるわけですから、これが普段の生活の時間に影響が出てこないわけありません。1ヶ月でサッカー公式戦が約1試合分です。それだけ多く残業をするとこれだけでも会社の損失になりますし、家に帰る時刻も遅くなります。これが1年間となると20時間ほどが無駄になっている計算になります。

1年間で20時間もの間、ひたすら再起動待ちをしなければならないのです。

(関係ありませんが、「たいていのことは20時間で習得できる」という本もあるぐらいなので、20時間がどれほどの時間なのかはお分かりいただけると思います)

こうなると、 Mac で Windows を使うよりももっといい方法があればそちらを使いたくなりますよね。

その解決方法が仮想化環境。 OS X のアプリケーションソフトとして「仮想のハードウェア」を動作させ、その上で Windows を動かします。そのため再起動を行う時間はゼロになり、1年間で20時間の節約を行うことができます。いまでもまだ Boot Camp を使っている方がいらしゃるようですが、以下の理由から仮想環境を強くお勧めしています。


  1. 再起動の時間がいらなくなる
  2. 動作速度もキビキビとしている
  3. とても簡単にファイル共有が行える


1は、いままで説明をしてきたので省きますが、2については懐疑的な方もいらっしゃるでしょう。でも、昔の仮想化に比べて現在のそれは技術的な向上のおかげで、本来の Mac の能力と同程度の性能を発揮することができます。実際、私も自宅では Mac mini/2.5 GHz Core i5/16 GB RAM というスペックのマシンに、Windows PC で遊んでいたゲーム(コンピュータグラフィクスが派手なもの)を仮想環境で遊ぶことが増えてきました(いや、毎日遊んでいるわけではありませんよ(笑))。

3のファイル共有は Mac のデスクトップと Windows のデスクトップを同じ場所として共有することができますので、なにも迷うことはありませんよね。

act2 ではここ数年、多くのみなさまにこの仮想化環境をご紹介し、みなさまに便利に使っていただいています。仮想化環境にも種類はあるのですが、いま一番お勧めしたいのが Parallels Desktop for Mac 。 Parallels の良さは Apple のエンジニアたちとの念密な情報交換、そして Mac 専用ならではの新機能といったところにあると思っています。実際にパッケージ版として購入できるのも Parallels だけですから安心してご利用いただくことができますよね。



さらに act2 でご購入いただくと、 Mac の仮想化をリードしてきた act2 テクニカルスタッフによるサポートまでがついてきます。これは日本人が日本語で、そして電話サポートをするというもので、最近のソフトウェアとしてはかなり異色なサービスだと思います。

あなたの Mac で Windows を動かしたいなら、是非とも Parallels Desktop for Mac をお試しください。


» え?まだ Boot Camp を使ってるの?(特別編:BootCamp から Parallels へ移行する)を読む

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